karasunogyozui2008-05-13

 3日ぶりに戻って来たカラスです。


 先週末は、関西から稲葉陽新四段(19歳、兵庫県)を迎え、米子で名人戦大盤解説会、倉吉で高文祭鳥取県予選と稲葉四段にとってはハードなスケジュールだった。
 まず、金曜の名人戦大盤解説会は午後4時の指導対局から始まり、深夜までの解説会でした。画像は稲葉四段の色紙。斟酌(しんしゃく)、最近使わなくなった言葉であるが、美しい日本語の一つである。
 この色紙をもらった本池達也君、翌日の高文祭鳥取県予選団体の部で境高を4年ぶりの優勝に導いた。


 土曜は、倉吉に向かう車中、色々と話を聞かせてもらった。鳥取県は初めてであるが、兄の聡さん(立命館大)がアマ強豪で03年米子将棋まつりS級戦で優勝していることから話は弾んだ。
 「鳥取で誰を知っていますか?」と聞くと、鳥取市松本憲太郎君(18、岡山大)の名前が返ってきた。小学生名人戦全国大会での対戦経歴があるようだ。次の名前が挙がったのが、米子の安達圭一君(23、東京)。兄の聡さんの友人である安達君、おそらくその昔、稲葉家まで将棋を指しに行ったに違いない。


 午前9時40分、雨の倉吉の高文祭鳥取県予選会場に到着。
 山田収審判長と松本憲幸先生の出迎えを受けた。
 開会式の後、11時頃から指導対局が始まり、午後になると九面指しとなった。参加した高校生は、ほとんど指導対局を受けることができ、稲葉四段に感謝の気持ちで一杯です。


 19歳の若さで、糸谷五段、中村太地四段と同年である。落ち着いた物腰で、語りも柔らかく、大器を感じさせる。
 来年は出身の加古川市で市制60周年を記念して、「将棋の日」のイベントが行われる。稲葉四段が棋界に新風を巻き起こし、来年11月の加古川のイベントが一層盛り上がることを期待して止まない。


団体3位の米子東高A。左から三森君、稲葉四段、遠藤君、北垣君。


個人3位の米子北斗高の松本崇君、稲葉四段、北斗高の門永先生。


 
 人気blogランキングへここを1日1回応援のクリックお願いします。