会場は児童文化センター

 思えば、将棋世界の田名後健吾さんから鳥取県西部支部に取材の申し入れがあったのは、2ケ月前の夏の日。「岩根忍の将棋って楽しい」の企画で、内容は小中学生との指導対局と周辺の写真取材。
 日本で一番小さい県、その西端の米子市日本将棋連盟鳥取県西部支部。西部支部では、小中学生を対象としたこども教室、中級以上を対象とした斉藤教室、公民館で地域対象の将棋教室、そして米子市児童文化センターの将棋クラブを開催している。
 会場に選んだのは米子市児童文化センターで、3年目に入った「将棋クラブ」の後期2回目と取材日が重なることからだった。この将棋クラブは前期後期に開催しており、センターから市内の学校を通して小学生全員に配布される行事案内のメニューに入っており、毎回30名強の参加がある。
 同センターは、米子市制50周年事業として、楽しい遊びや興味ある文化活動の場を提供し、健全な児童生徒の育成を図るため、昭和58年開館した。湖近くの湊山公園の広大な敷地内にあり、普段は市内の小中学生で賑わっている。