女人天下

昨日の祭日は、前夜から朝方まで大雨。どこへ行く訳にも行かず、家でTVを見ていた。そう言えば、あれほど夢中になっていた韓ドラもしばらく見ていない。で、BSのチャンネルを回すと、どこもかしこも韓国語のドラマ。横で韓ドラに詳しい婆ガラスが、熱心に解説してくれる。「黄金の新婦」「女人天下」「千秋太后」の3本。結局、朝から昼まで韓国語を聞いていた。この中ではまりそうなのが、「女人天下」。朝鮮三大妖婦の一人蘭貞(ナンジョン)を描いた時代劇(立身出世物)で、主役を演じるのが姜受延(カンスヨン画像の左 )。全部で150話の長作で、この秋、制覇したいと考えている。


ところで、こうした時代劇の字幕と見ていると、「民のため」という言葉が頻繁に出る。「民、即ち民衆のために政治をする」。王室つまり支配階級が大義名分とばかりに使う常套句である。ただ、役者は「ペクソンドゥル」と発音しており、直訳すると「百姓達」になる。従って、百姓=農民というのは日本の場合のことで、韓国では意味が違うようである。「百姓」とは本来何なのか、何故日本では農民の意味になったのだろうか。閑だと、こういうことばかり考えてしまう。


戻って、昨日の我が家。嫁ガラスは飛行機に乗って遠くで羽を伸ばし、B型娘は仕事疲れか二階で羽を休めている。そして婆ガラスが元気に韓ドラの解説をしてくれる。我が家の女人3人も、それぞれが天下人(てんかびと)のように思えてきた日本の祭日であった。


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