久しぶりの道場

　昨日は風の強い一日でした。
　いつものように帽子を被り、明るい笑顔で道場にやって来た石くん。夢の新車が買い、とてもごきげんで、これを弾みになって西部名人の挑戦権を得そうな勢いであった。
　と、その後久しぶりに顔を見せた若い池本氏、仕事が忙しくゆっくり指す機会もないようで、小学生相手に結構苦戦していた。さらにその後、「米子に帰ってきました」と、懐かしい顔を見せたＡＫ氏。彼が顔を見せると急に道場の中が賑やかになってくるのは、今も昔も変わらない。ところが、よく聞くと、一時帰郷ではなく、本当に帰ってきたのである。ＡＫ氏は、10数年ぶりの再会となる若い池本氏に仕事や住まいのこと、それから飼っている犬の安否まで確認していた。
　と、それまで横で楽しげにしていた石くんの表情から冴えが少しずつ消えていく。「西部名人の挑戦者はＡＫ氏かな・・・」と小さい声が聞こえる。「いや、そんなことはない。石くん、（挑戦者は）キミだよ。」急に回りの面々が持ち上げ始めると、また明るさを取り戻す石くん。笑い声の絶えない、昔の上福原道場時代の和やかな雰囲気が戻ってきた一日だった。

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　画像は昨日の道場。