2009回顧 その3


 昨日は道場を午後5時で一旦締めたあと、棟梁、指導員、塩見兄、本池、私の5人で、夜見の歩味(あゆみ)にご飯を食べに行った。
 塩見君の高校卒業そして進学を祝い、そして本池君の西部名人防衛を祝ってのささやかな会であった。「先週、中国大会で優勝していれば、盛大に祝ってあげることができたのに・・・」と指導員氏が言うと、「優勝よりも、あの駒が欲しかった。」と優勝賞品に未練を残す本池君。
 優勝の平尾君(広島県)の話題になった。塩見・本池両君とも鳥取時代の平尾君を知らない。多分、4年生になった位の時に転校したと思うと言うと、話題は両君が将棋を始めた時期に遡っていった。二人とも年齢は平尾君より上だがが、将棋を始めた時期は遅い。よく短期間にこんなに強くなったものである。
 塩見君も時代が少し違えば、県高校棋界でトップであっただろう。2歳上に松本憲太郎、戸国、1歳上に松本英樹、同年に原田、1歳下に三森、本池、それまでの県高校棋界では考えららないレベルの中で高校生活を終えようとしている。
 今から5年前、西部地区の小中学生の棋力が東部・中部・島根県に比べ劣っていた。そのため、指導員氏と斉藤健一氏が一定レベルの小中学生に集中的に将棋を教えてきたことが大きな成果をもたらした。塩見君のように県外に進学しても、将棋をやっていたと胸を張って言える実力に達したことは、嬉しい限りである。



写真は岩根プロと対局する塩見君と本池君。平成17年10月、米子市児童文化センター。(将棋世界18年1月号)


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