市民将棋大会小景(前)

karasunogyozui2009-11-17

 一昨日の西部名人戦は、本池達也名人(16歳)の初防衛となった。
 一方で、同時開催の市民将棋大会は62名が参加した。
 Aクラス優勝の勝部素光さん(写真左)は、29期西部名人で、その後も大会にはかかさず参加され、70歳を過ぎてもこうして第一線で活躍しておられる。その昔、鳥取市の大会への道中(当時、車で約3時間)、将棋に対する考え方を教わったことを覚えていえる。もちろん、西部支部創設時(昭和55年)からの会員である。
 Aクラス準優勝は岡田順治さん(写真右)。こちらも西部支部古参組。将棋を指していれば幸せという感じで、普通は年齢を重ねると弱くなるが、岡田さんはそうでない。先月の挑戦者決定大会、岡田さん欠場の知らせに、三森君がほっとした表情を見せた。三森君に嫌がられるほど、強いということか。
 Bクラス優勝は10年ぶり登場の影谷辰美さん。高校2年の時の級友で、教室で将棋を教えて頂いたことを覚えている。早稲田の将棋部に在籍、20代の頃は西部名人候補であったが、将棋を指す(考える)ことが好きなタイプで、勝負へのこだわりは薄い人である。こちらもまた西部支部古参組の一人である。
 Bクラス3位の松本東雄さん。しばらく将棋から遠ざかっていたが、一昨年復活。上福原道場時代*1の常連で、早指しの松ちゃんと揶揄(やゆ)されていた。すこぶる長考派で、最後は切れ負け。早く指せ!早く指せ!といつも周囲から言われていた。その姿は今も変ることはない。古参組で忘れてはならない人である。
 という訳で、久しぶりに懐かしい面々が上位入賞、楽しい大会であった。


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*1:昭和55年〜平成12年