旅の夜話2

karasunogyozui2009-09-19

 3日前の日記で紹介した旅の夜話。ユーラシア大陸横断の旅と言っても、分かりにくい向きがあるので、もう一度紹介します。
 旅人のAR君は、現在アメリカにいるBig Mouth君の米子東高校時代の一年後輩。大学卒業後、大手企業に就職していたが、昨年8月神戸港から旅に出た。そのときの心境が最初に綴られている。
 「生まれて初めて、日本を離れる。つい数日前までサラリーマンだったことを思うと何だか嘘のようです。 今まで、大学を出て社会人になってというごく当たり前の人生でした。 しかし、これからは自分で人生を設計&建設しなくてはならないでしょう。その一歩がこの旅であると思っていました。 ]」

 
 中国モンゴル中国(西安〜ウィグル地区)、キルギスタンカザフスタンウズベキスタントルクメニスタン、イラン、アゼルバイジャン、トルコ、ブルガリアルーマニアハンガリーオーストリア、ドイツ、スイス、フランス、スペイン、ポルトガルへと、旅立ったのであります。約半年の旅は全くの一人旅で、日本語は通じず、中国語・ロシア語・英語を使い、その日その日で宿を探す旅だったようです。


 一年前の旅を思い起こしながら、ブログは進んでいきます。
 中でも意外に思ったのが、モンゴル編。随分前に読んだ本では、「モンゴルには泥棒はいない。ウランバートルのホテルで、日本人客が部屋に置いて出た(捨てた)小さな魚の形とした醤油入れ(弁当とかによく付いている)をフロント係が忘れ物だと言って届けた。」とか「モンゴルでは革命という言葉は泥棒の意味で使われている。」とか、結構美化されて書いてあった。


 ところが、旅の夜話では、「草原の国=素朴な国民性って思っている方がほとんどでしょうが、さにあらず。この街で見たものは、かっぱらい、すり、暴力などなど素朴なイメージを破壊するに十分なものでした。特に旧国営デパートの前がひどい!ウランバートルへ行こうと思っている方は十分気をつけましょう…」とある。
 旅人のAR君曰く、「モンゴルは共産主義国となった時、ソ連の略奪があまりにひどかったので、革命という言葉は泥棒の意味で使わされているのです。」


 リンク先→旅の夜話


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