西部地区予選

昨日の山陰名人戦西部地区予選の参加者は１２名でした。スイス式トーナメント５回戦の結果４勝１敗が、三森君、三木さんの２名で代表に決定。３勝２敗が塩見君、山根さん、本池君、光井さん、山口さんの５名。上位４名であらためてトーナメントをおこない残り１名を決定することになりました。本池・山根戦は本池勝ち、塩見・光井戦は塩見勝ち。決定戦は本池・塩見戦となりましたが本池君が勝って代表にすべりこみました。

居飛車党に変身した三森君はあいかわらずの強さを発揮し、ライバル本池君にも勝ちうれしい１位通過です。三木さんはベテランらしい安定した強さで手堅く２位通過です。本池君は調子が良くないようでしたが、ここ一番の勝負強さはさすがでなんとか３位通過でした。４月１９日の本戦では３名とも上位進出が期待できます。山陰名人位目指しがんばってもらいたいものです。

惜しくも４位だった塩見君。三森君に勝ちながら本池君に２連敗し後１歩のところで代表入りならずでした。実力的は後輩２名と変わらないものを持っているので、今後の活躍に期待したいと思います。

午後からは小学生名人戦鳥取県予選で見事代表の座をつかんだ田口智博君が決勝戦の棋譜を持って道場に来てくれました。みんな拍手で出迎えです。実力伯仲の橋嵜君に勝てたのはまさに田口君のここ数ヶ月の努力が実ったからだと思います。また弟の貴大君もベスト８に入ることができました。これにはお父さんも予想外ということで大変喜んでおられました。６月におこなわれる文部科学大臣杯鳥取県予選も近づいていますが、淀江小学校は有力チームの１つになったようです。

駒組みが完成した局面です。ここでは石田流の理想形に組んだ田口君が少し指し易そうです。
ここから後手△５五歩と動きました。先手に▲６五歩とつかれたままじっと待たれ焦ったようです。▲同銀、△６五歩に先手▲４五歩と反撃したのがうまい手で反撃成功です。ここからは差をつけた先手がそのまま逃げ切った展開となりました。橋嵜君らしくない将棋でめずらしく不出来な一局だったと思います。決勝戦のプレッシャーが相当あったのでしょう。田口君は良く辛抱して相手の仕掛けを待つことができました。

※写真は三木さんの指導対局を受ける田口君。その向こうが代表を決めた三森君。