歴史に残る一日

 昨日の午前中は雨風の天気。14日(土)の朝日アマ全国大会の観戦者B氏とメールのやりとりをし、本池君の対局風景を送ってもらった。対戦相手は強豪の小林知直氏(東京都)。
 


 昼も近づくと、晴れ間も見え、雨も上がった。昼過ぎに米子を出発、クルマで出雲に向かう。同乗したのは、米子東高の広沢君と遠藤君。そう、広沢君の描いた里見香奈倉敷藤花肖像画を本人に届けるために、待ち合わせ場所のイズミに向かったのである。15日の日記で書きましたが、「伏し目がちに考える香奈さんのやさしい表情を鉛筆一本の濃淡で表現している。実物なのか、絵なのか分からなくなってくる。道場の誰も息を飲んで、立ち止まって見ている。」という名画なのである。
 2時半待ち合わせ場所で包みを解き、肖像画を取り出すと、香奈さんも妹の咲紀ちゃんも目を丸くして見ている。お母さんも「宝物にします。」と喜んでくださった。


 里見香奈倉敷藤花と記念の握手をする広沢画伯 
 


 実は・・・。広沢君(元々美術部)は高2の時、将棋を始めた。三森君の入学に備え、高文祭の団体のメンバーを組みたいが、あと一人足りない。そこで、遠藤君に誘われたのが広沢君である。将棋にはまり、何よりも里見香奈さんの大ファンとなった。広沢君との交友関係が深まるなかで、絵のうまさをよく知っている遠藤君が肖像画*1を描くように勧めたことが、この日の出会いのきかっけとなったのである。
 香奈さんから色紙をプレゼントされ、そして初めて話をすることができた。広沢君にとって、歴史に残る一日となりました。


 午後4時頃、里見香奈倉敷藤花の必勝祈願のため、出雲大社に向かう。



参拝する両君。


おみくじを見る両君。



 午後6時半、米子に戻り、松井章宏さんの送別会を開いた。
 9年11ヶ月の米子での生活であった。松井さんほど、西部支部のために力を貸してくださった方はいない。寄せ書きの色紙を回した。ひとりひとりが筆を止め、時間をかけ、ゆっくりと書いた。A立副支部長、長老、料理人、指導員、覚ちゃん、ゆうちょ君、カラスの7人は、夜遅くまで松井さんとの別れを惜しんだ。
 4月から始まる新天地での生活、松井さん、頑張ってください。そして、時には米子のことを思い出してください。


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*1:残念ながら肖像画をアップすることができません。