からくち批評

karasunogyozui2009-03-10

レーティング山陰大会こども名人戦の決勝戦は西部支部野口竜之介君と野口真之介君の兄弟対決となりました。竜之介君がお兄ちゃんの強みを発揮してようやくジュニアクラスで初優勝することができました。指導員もほっとしたというか、本当にうれしく思いました。





指導員がこどもに将棋を教え始めて4年(西部支部道場が和田に移転してもうすぐ4年になるのですね)野口3兄弟は最も古い弟子たちです。4年前から熱心に道場に通ってくれていますが、思い出すのはなぜかいつも道場の外を駆け巡っていた真之介君、晃之介君の姿です。将棋はいつも自分達で考えた手を指し、指導員がもっと普通の手を指すよう言っても効き目なしでした。もっと素直に指導員の言うことを聞いてくれたらと思うこともたびたびでしたが、最近の兄弟の活躍をみると多少回り道をしたようでも本人たちにとっては良かったのかなと思います。




西部支部道場のこども達は将棋の才能が特に優れているわけではなく、将棋が好きで通ってくれている普通のこども達ばかりです。それでも「好きこそ物の上手なり」みんな少しずつですが強くなっていきます。指導員も将棋を楽しく指しているこども達を見ているのが一番の楽しみです。




もちろん将棋は勝つ方が断然楽しいですから、将棋の勝ち方などもたまに教えましたが・・・。あまり素直に聞いてくれるこどもはいなかったようです。それがよかったのか悪かったのか、指導員は最近弟子たちに負けることも多くなってきました。多少悔しいですが、それもまた楽しみの一つでしょう。