かぶら寿司

karasunogyozui2009-02-17

 画像の品は、石川県羽咋市に住む知人のI.Aさんから頂戴したもの。北陸地方で一番美味しい料理は、このかぶら寿司と、実は思い込んでいる。寿司といっても、白かぶにぶりをはさみ、小さく切ったニンジン・昆布と一緒に糀(こうじ)で漬け込んだもので、見た目は漬物である。
 何でもその昔、ぶりを食べるのは贅沢というかご法度の時代があって、庶民の知恵でカブに隠してぶりを食べたのが始まりと聞いたが、真偽は定かではない。


 で、画像のかぶら寿司はぶりではなく、鯖(さば)は使ってある。我が家はサバ大好き家族で、サバと聞いただけで感動している。
 そして、初めて食べるこのかぶら寿司は、しめ鯖と白かぶが絶妙のハーモニーで、箸を運ぶごとに、能登半島から見る日本海の冬海を想像したり、羽咋の人たちの質実な暮らしぶりに思いをめぐらせていた。



千里浜海岸
羽咋市千里浜と押水町の8kmの砂浜。水際線付近は海水が混じって砂がよく締まっているので、自動車でも走行可能。(週刊朝日・世界の地理から)


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