負け嫌い

karasunogyozui2009-02-15

 画像は逆チョコ。昨日はチョコレート交換日でした。


 昨日の道場も小学生を中心ににぎやかであった。見ていると、概ね二通りあって、集中力が途切れてすぐ話や遊びに興じる子と、将棋に集中している子と。
 前者の場合、私が手合いを決めると、相手が上手(うわて)の場合は「今休憩中」とか「窓の縁に画鋲が落ちているの何故か?」と言ってはぐらかす。相手が下手(したて)となると、表情が活き活きとしてくる。強くなりたい気持ちより、勝って満足したい。負けることが嫌いなのである。負け嫌いと私は呼んでいる。
 一方、後者の場合、私が手合いを決めると、相手が上手の場合は進んで対局する。勝つことより、強くなりたい気持ちが強い。負けても負けても向かっていく。強くなる過程では、目標とする上手との対戦は楽しみでさえある。こちらは、負けず嫌いに分類される。
 
 
 私自身は、将棋を始めた頃は、後者の方で、負けた相手の得意戦法を本屋で立ち読みしてはそれを復唱していた。が、今は明らかに前者の負け嫌いである。
 その点、境港の山根一郎五段(71歳)は違う。若手強豪の三森君(16歳)や本池君(15歳)とぶつかり稽古のような対局風景をよく見かける。対局後の疲労は相当なものと思うが、これが第一線で活躍できる源(みなもと)であろう。
 道場に来る小学生たちは、山根さんのように本当の負けず嫌いになってもらいたいと思う。


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