松本家のこと

karasunogyozui2008-10-25

 明日は鳥取市で県アマ(鳥取県アマ名人戦挑戦者決定大会)がある。去年はベスト4に松本家が3人残り、次男の英樹君が優勝した。今年は長男の憲太郎君は岡大に進学したので、3人そろっての参加はないが、松本家が鳥取県棋界に残した功績は大きいものがある。息子さん二人とも、中学生の頃から県代表になっており、特筆すべきは平成18年には鳥取西高(写真)を高文祭全国優勝に導いたことである。
 
 父親の憲幸氏との出会いはずいぶん昔になる。大学の夏休みで帰省していた私に、隣の家の方から「鳥取の甥が来ているので、将棋の相手をしてくれ」と頼まれた。それが憲幸氏で当時中学生だった。一緒に隣の家の子(従弟妹の小学生二人)もまとわりつくようにしてやって来た。
 皆でカルピスを飲みながら、しばらくして、憲幸氏と指し始めた。結果は全敗、多分6回か7回は指したと思う。「強いね」と言うと、憲幸氏は小さく頷(うなず)き、従弟妹の二人は年上の憲幸氏をうっとりするように見つめている。一番も入らないというのは悲しいもので、愚痴を言う訳にもいかない。その時のことを思い返すと、無言の四人が一つの風景の中におさまっていて、カルピスの甘さが今でも口の中に残っているような錯覚さえ覚える。

 
 ところで、昔の話はさておき、この西部支部道場日記、高校生大会に関する記事はすべて松本憲幸氏から情報提供を受け、速報をアップしてきました。
 憲幸さん、これからもよろしくお願いします。


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