あれから3年

 昨日の道場、西部名人戦の挑戦者となった本池君。表情も晴れやかで、興津氏との会話も弾(はず)む。一方、決勝で本池君に敗れた石くん(石原氏)も表情は明るく、興津氏が「お母さんは勝たなくてよかったと言ってるらしいよ。」と私に言うと、石くんも笑っている。有名になると困ると言うことなのでしょうか。
 何となく和やかな雰囲気の中、本池君が手のひらを表に裏にしながら見ている。「指が伸びたなぁ」と独り言を言っている。
 思わず「えっ!」と言いながら近づいて見ると、確かに指が長い。手の窪(くぼ)の広さに比べ、指が長くなっている。
 すると興津氏が、「長く将棋指していると、指は伸びるらしいよ。プロ棋士も指の長い人は多い。」と補足、熱心に将棋に打ち込んでたきたことの証しである。


 あれから丁度3年経つ。「将棋世界」の企画で、岩根忍女流プロの指導対局を受けてから。
 写真将棋世界06年1月号の134〜135頁。


左から塩見(晴)君(中2)、本池君(中1)、記録の三木氏。


左から三森君(中1)、渡部君(小6))、記録の三木氏。後方左から本池君、塩見(竜)君(小5)、田口さん



 夕方帰宅して、本池君の話をすると、嫁ガラスが「えっ、そうなんだ。私も将棋をする。」と突然ハイになる。実は嫁ガラスは、ご幼少の砌(みぎり)より指の短さに胸を痛めておりまして、最後は「興津さんに本当かどうか確認してよ。」と私にせがむのでありました。



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