M君の将棋(後)

karasunogyozui2008-07-24

 画像はドバイで売れてる鳥取イカ、一玉三万円だそうです。
→リンク先日本海新聞




 21日(月)の境高激励将棋大会の熱戦譜から(高文祭の本番を想定して、持時間15分、秒読み30秒)。
 この局面はすでに秒読み(30秒)に入っている。盤面に向かいじっくり考えるM君は、時計(チェスクロック)を見ることなく2秒前に着手する。時計のその音で、残りの秒数が分かっているようだ。


(C図:74手)▲75金△69角▲79歩△47角成▲41飛△69銀▲76金△78銀成▲同歩△75歩▲77金△69金▲79銀打△同金▲同銀右△57馬▲44歩(D図:91手)


▲75金(C図から1手目)は、飛車取りに打った金であったが、守備駒に使っていく地味な順である。。
▲41飛(5手目)も後の▲44歩(17手目)とするための受けの手なのか。
後手の激しい攻めに備えて、M君の受けが先行している。


△76歩▲同金△67馬▲77金打△76馬▲同金△32銀▲31飛成△41金(E図:100手)


▲77金打(D図から4手目)は手厚い。後手は馬が逃げるわけにいかず、△76馬とすると、金銀を使い先手の飛車を取りに行く。
先手が少し形勢が良いようである。


▲同竜△同銀▲43歩成△88角成▲同銀△49飛▲44角△75歩▲77金△76銀▲11角成△46歩▲74香(F図:113手)


△46歩(E図から12手目)は、攻めが身上の後手としては、ここで四筋からの「と金」作りは辛いところ。
先手は▲74香(F図)で攻めの拠点作り。


△47歩成▲24飛△57と▲21飛成△77銀成▲同馬△67金▲22角△77金▲同角成△68角▲66馬△43飛成▲69歩(G図:127手)


△57と(F図から3手目)で、後手の攻めが息を吹き返してきたようである。
△77金(F図から9手目)で、後手「△68と」ならどうだったか?
▲69歩(G図)でほぼ勝負はついた。
その後は△59角成▲57馬△48馬▲79馬と続き、165手で先手勝。


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