M君の将棋(前)

karasunogyozui2008-07-23

 21日(月)の境高激励将棋大会(写真)の熱戦譜からパワー全開のM君の棋譜を並べてみたい。
 高文祭の本番を想定して、持時間15分、秒読み30秒。
 M君が西部支部道場に通い始めたのは小学校6年生の頃であるから、4年の月日が流れた。


(A図は途中図:36手目)

▲68角△45歩▲16歩△72飛▲18香△75歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛▲86角△76飛▲31角成△77歩▲同銀△56飛▲68銀打△76歩▲88銀△77銀
(B図:56手)


先手のM君は、後手の振飛車穴熊に呼応して、居飛穴。
M君はA図から5手目の▲18香に時間を割いた。
後手△75歩はノータイム、厳しい攻めを身上とする後手らしい手順が続く。
A図から17手目の▲68銀打は手厚い受けである。


▲57歩△78銀成▲同金△55飛▲86馬△75金▲96馬△85金▲66銀△96金▲同歩△85飛▲24歩△同歩▲95金△66角▲85金△33角
(C図:74手)


B図から5手目▲86馬が慎重な受けと思われたが、後手は△75金から馬取りに出て馬金交換へ。
しかし今度は、M君がB図から15手目▲95金で飛車取りに。後手はそれを放置して△66角で銀取りに出て、△33角と又戻る。


手品を見ているような錯覚に陥る将棋である。


 人気blogランキングへここを1日1回応援のクリックお願いします