今回の旅は、京都。
 本因坊算砂(1559−1623)。碁はもちろんだが将棋も強く、最後は家康に仕え、碁将棋は認知され、家元制度として発展していきました。元は日海という名の僧侶である算砂が住職を務めた寺の塔頭(たっちゅう)が本院坊と言われたことから、後に名人位を本因坊と称するようになったようです。


 9日昼前、最高の天気の中、京都大原に向かうことにしました。数日前から、なぜこんな鄙(ひな)びた山里にいたのか、疑問でした。本院坊は別の政治的使命を帯びていたのか、そして大原は戦国時代の要所だったのか、と勝手な想像をめぐらしていたのですが・・・


 大原の里、目的地の寂光院まであと数分。




 いよいよ、目的地の寂光院
カラス「やっと着いた。ここ本因坊の・・・」
受付の人「はっ?」
カラス「ここ寂光院は・・・。ですから囲碁の・・・」
受付の人「ここは尼寺です。」
カラス「へっ?ここは日蓮宗じゃないの?」
受付の人「うちは天台宗です。」
カラス「じゃぁ、一体?」
受付の人「寂光院はここだけです。」


写真の中の青い作務衣の人が案内係で、同じ質問をしたら同じ答えが返ってきた。



 何だか訳が分からなくなってきて、寂光院門前の漬物屋「翆月」へ。
誘われるままに試食をしたら美味しかったので、「ご飯はあれば」とついつい余計なことを言ってしまった。
そしたら、親切にもご飯が出てきました。ごちそうさまでした。手前の方のお箸の乗った空いた椀(わん)が、ご飯茶碗です。



 旅の結末は、京都一乗寺の河道屋のにしんそば。
 まだ分かっていません。


「あっ、そうか。寂光寺だ。」とやっと気がついたのは米子に着いた昨夜遅く。
いつのまに寂光院に入れ替わっていたのか、よく分かりません。
次回、必ず寂光寺に行きます!!!



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