カラス、なぜ泣く

 カラスの祖母は米子から西に400キロ離れた町に住んでいた。大正2年生まれの94歳で、入院はしていたものの、先週金曜までは29日の参議院選の投票を楽しみにしていた。それが急に容態が悪化、月曜の0時45分に帰らぬ人となった。
 親族の不幸が続いたその昔、信心の世界に入り、人生の後半は祈り続ける日々であった。いつも背筋を伸ばし、矍鑠(かくしゃく)とし、老いを感じさせない人だった。
 そして、通夜の日、薄化粧をしてもらった祖母は、肌は白く、唇の紅色は冴え、美人であった。遠方の家族が見守るなか、永い眠りについた表情は安らかであった。


 祖母の葬儀を終え、米子に帰ったのが、火曜の深夜。
 昨日は、カラスの子が以前から計画した遠出の旅に出ると言って、早朝家を出た。この春、カラスの子に手ほどきを受けながら、ブログを作ってもらった。デジカメで写真をたくさん撮ってくれたし、傍でいつも教えてもらいながら、ブログの更新をしてきたのだが・・・。
 これからは、Y住氏と力を合わせながら、更新していきたい。