29日(日)は、米子市文化ホールで山陰名人戦。(道場はお休み)
山陰両県の地区予選を勝ち抜いた計16名がトーナメントを戦う。永らく藤井真司氏(松江市)の名人位が続いたが、04年と06年は山内宏悦氏(鳥取市)が名人位に着き、様相が変わってきた。
  ところが、今年は地区予選において姿を消したのが、鳥取県東部では山内宏悦氏・松本憲太郎君が、鳥取県西部では06年に3位の斎藤健一氏(大山町)。また、島根県では予選出場は不明であるが、中国名人の山内博文氏(大田市)の姿が見えない。
1回戦の組み合わせ(前者が鳥取)は、原田ー持田、児玉ー土岡、山根ー西谷、加登脇ー須山、戸国ー内田、森田ー峰谷、三木ー竹下、岡田ー藤井となっている。(敬称略)


  世間の見方は藤井氏(松江市)を軸にした戦前予想となっているが、果たしてどうか?
注目は鳥取市の高校生の原田君と戸国君。松本兄弟の影に隠れて知名度は低いが、米子の将棋通なら対戦経験のある実力者。一気に名人位も夢ではない。
そして、イチオシは西部支部の秘密兵器、岡田順治氏。地区予選は5連勝で他を寄せつけない強さ!そして、いよいよ1回戦で藤井氏と当る。何という強運の持ち主か。ミスター四間飛車こと岡田氏は乱戦に強く粘り強い将棋。あさってはミス四間飛車倉敷藤花も応援(?)にかけつけるので、見応えのある熱戦と鳥取県に貴重な1勝をもたらしてくれるものと期待している。