黄砂の日


 一昨日の土曜は暖かく、靄がかかったような天気だった。場所によっては26℃まで気温が上がっていて、夕方、クルマで走っていると、桜の花も見かけた。ところが、夜になると、空が風で唸(うな)り、浮遊物が舞う。この春の大嵐に、近所の飼い犬が吠え出す始末。
 翌朝も風は止まず、気温は9℃まで下がっていた。外に出てみると、クルマが黄色い埃を被っている。水がかけても簡単に落ちない。街にでると、ほとんどのクルマが黄色く汚れた姿で走っている。こんなにしつこい黄砂というのは、記憶にない。


 さて、韓ドラ「宮廷女官チャングムの誓い」第4話。宮廷内では、料理が傷み、その原因が分からず騒ぎとなっていた。丁度その頃、先輩からのイジメで洗い物をさせられいたチャングム。黄砂で井戸水が濁っいたので、一旦煮沸し洗い物をしていた。しばらくして、チャングムの洗った器だけが、料理の傷みがないことが判明。韓尚宮(ハンサングン)が「何故、そうしたのか?」と訊ねると、「亡くなった母がそうしていました」と答えた。宮中の女官達は幼いチャングムの聡明さに感心するシーンであった。


 ところで、全54話に及ぶこのドラマ。誰が最も印象に残ったかと、考えると・・・。
 普通は、チャングム役の李英愛(イヨンエ)だろう。美人だが、笑顔が少なく、印象が弱いのだ。NO1は子役の趙廷恩(チョ・ジョンウン)(おしん小林綾子の演技を思い出します!)だが、残念ながら第5話までしか登場しない。
 このドラマがいい人ばかりになるのが第50話からである。つまり、チャングムを苛め抜いた崔尚宮(チェサングン)が死んでからは、急に妙味がなくなる。徹底した悪役の崔尚宮役の甄美里(キョンミリ)、その小面(こづら)の憎さと言ったら、言葉が尽きない。日が経つこと、このドラマはキョンミリなしには視聴率が取れなかったのではないかと、思っている。


 下の画像は、『朱蒙チュモン)』で王妃役を演じているキョンミリ


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