チャングマー七番勝負

karasunogyozui2010-02-18

 昨夜はどのチャンネル(ローカル)も里見香奈女流名人の話題がトップニュース。すごい人気です。王将戦第4局2日目の今日、米子から松江の会場に向かう予定です。


 さて、今日は韓ドラの話をさせて下さい。
 「宮廷女官チャングムの誓い」を見ていると、主人公の徐長今(ソジャングム)は時々「チャングマー」と呼ばれている。語尾が延びるのは、親しい時に使われるようで、日本語の「ちゃん」くらいの意味ではないか。従って、「チャングマー」と呼ぶ人達はこのドラマではいい人で、チャングムの味方である。韓国の時代劇は大方が陰謀渦巻く権力闘争なので、必ず悪党一派がいて、このドラマで崔(チェ)一族がそれである。
 前半のハイライトシーンは第21話「野いちごの味」。最高尚宮(チェゴサングン)を決める王の前での料理対決は、チャングマー(誘拐された韓尚宮「ハンサングン」の代理)と崔尚宮(チェサングン)の七番勝負。
 一品目(お粥)、二品目(巻物)で●●。三品目(冷菜)は○だが、四品目(焼き物)は●で1勝3敗となり後のないチャングム。五品目(焼き物)、六品目(ビビンバ)で○○とし、ついに最終局のデザート対決に持ち込む。
 そして七品目が野いちごの砂糖漬(画像右上)。幼いチャングムが深い傷を負った母にかみ砕いて食べさせた野いちご。母はそれをおいしいと言って亡くなった。チャングムはこれが最高の料理であり、「粗末な野いちごでも喜んでくれた母のように民をお守り下さい。」と王に進言する。すると、王は「野いちごは余にとっても最高の料理。そして、お前は国一番の女官だ。」と絶賛、チャングムの逆転勝利となる。  
 幼くして両親と別れ天涯孤独となったチャングムは、その境遇に負けることなく真直ぐに生きてきた。料理は素材や技術だけでなく、作る人の心が一層味を引き立てる。料理に料理人の人生が重なる第21話は、視聴者をうならせるシナリオである。


 下の画像は左がチャングムの李英愛(イヨンエ)、右が崔尚宮の甄美里(キョンミリ)

   


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