ひきこもりの日々(前)

karasunogyozui2009-09-23

 この5連休は、SWとか言って世間は、旅行とかレジャーとかで忙しい日々であったことでしょう。しかしながら、今回は遠方に遊びに出る訳でもなく、家とその周辺で過ごしていた。という訳で、最近気になっていることを振り返ってみたい。


 『ホルモー』と言う言葉を知ったのは3ヶ月前。ホルモン(焼肉)ではない。何かの競技らしく、読めば分かるし、絶対にハマルと言われたが、ここ数年は他人の活字を読むのが嫌いなので、しばらく打っちゃておいた。
 が・・・。文庫本の奇妙な表紙(画像)を見た瞬間、何かどこかが気にかかり、ついつい買ってしまった。活字が本当に小さいこと、虫眼鏡を額に当てて読んだ(単なる老眼?)のです。


 時は5月、所は京都。新入生の安部は、葵祭りの帰り道、あるサークルの勧誘を受ける。そして新勧のコンパで知った女子学生を好きになり、サークルに入ることになる・・・
 が、実は千年の歴史を持つと言う『ホルモー』と言う競技のサークルで、京大(吉田神社)、立命大(北野天満宮)、京産大上賀茂神社)、龍谷大(伏見稲荷)の4つのサークル(10名のレギュラー)が、夫々の神社から千匹のオニ(体長20センチの式神、一般人には見えないし声も聞こえない)を率いて、二年に一回、七月の祇園祭りに時に戦う。10名のレギュラーはオニ語を習得し、それを如何に駆使するかで勝敗が決まる。劣勢になり味方のオニが次々に倒れていった時、誰かが何故だか分からないまま、「ほるもぉぉぉぉ〜」と叫んでしまう。絵的に言えば、ムンクの叫び状態であろう。これがギブアップの瞬間である。
 と言う古式ゆかしい競技に、個性豊かな登場人物をからめて、主人公安倍の片思いから自滅的な失恋、最後は新ヒロインの凡ちゃんと結ばれるというオハナシです。


 将棋でも負けた時、淡々として「ありません」とか「負けました」とか言うのが作法であると教えられてきたが、負けた時の悔しさは変わらない。ひょっとして、これからは負けた時に「ホルモー」と叫んでしまうかもしれません。

 映画になるようです。リンク先→鴨川ホルモー公式サイト


カラスの勝手 「人気ブログランキング」に参加しています。
←ここを1日1回応援のクリックお願いします。