香奈ちゃんの思い出

 昨日夕方、久しぶりに会ったYH氏が「涼しくなりましたね。」と話しかけ、その後将棋の話題となった。西部の高校生の活躍や女流棋界の話で盛り上がったあと、「香奈ちゃん(里見香奈倉敷藤花)には、その昔、慰安戦(将棋大会での敗者同士の対戦)で当たって負けた。小学校3年生の時で、変わった中飛車で、それも囲いが変わっていて、47に銀がいて、38に金がいて・・・」と続く。
「ツノ銀ですかね。9年前のこと、よく覚えていますね。」
「香奈ちゃんには、0勝1敗・・・」YH氏の視線は遠い昔を思い返しているようで、「負けて衝撃だったでしょ?」小学3年の女児に負けた時の気持ちと確かめると、「いや、そんなことはないよ。」あっさりとした答えが返ってきた。長く将棋を続けていて、素晴らしい体験ができたと感謝しておられるようであった。

 
 YH氏に限らず、「負けた。勝った。」とアマチュア時代の小学生の香奈ちゃんとの対戦の思い出を大切にしている人は山陰両県には沢山いる。香奈ちゃんの活躍をTVや新聞で見るたびに、その時の記憶が蘇ってくるのでしょう。多分、家族や友人には、香奈ちゃんとの対戦経験を手柄のように話しかけていることでしょう。

 
 そうした多くのファンに支えられて、また私自身もその一人として、香奈ちゃんが女流棋界のトップランナーとして走り続ける姿を見守っていきたい。

 今日の女流名人戦第5局、里見香奈倉敷藤花の健闘を祈っています。
 西部支部道場日記は、里見香奈女流初段を応援しています。
 


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