月間MVP

 旅に出ていた訳ではないが、9日ぶりに戻ってきました。(8日間、指導員の好意に甘えていました。)
 ここ数ヶ月、西部勢の低迷が続く中、一昨日の文科杯鳥取県予選。決めてくれたのは淀江小。梅雨の合間の青空を見るような優勝であった。
 大将の田口智博君(小6)は県下でトップクラスだが、弟の貴大君(小4)は昨年から、近藤君(小2)は今年5月から道場に通っている新戦力。淀江町(旧西伯郡)から和田の道場までは、20キロ以上離れており、送り迎かえだけでも大変。ご家族の後押しがあって手にした大阪行きの切符であった。


 残念だったのが、羽合小。3人の選手のご家族も湯梨浜町から応援にかけつけていた。初戦だったか、同小のM君が対局後お母さんに叱られている。そっと近づいて見ると、M君が相手の二歩に気づかず対局を続け、勝ったものの、その不注意を咎(とが)められていたのである。この日に臨むご家族の思いが伝わってくるようで、そして、こういう風景は今までの将棋大会ではなかったのではないかと記憶の糸を辿(たど)っていた。
 大会終了後に羽合小の選手のご家族と少し言葉を交わしたが、残念なそうな表情が印象に残っている。


 という訳で、今月の月間MVPは淀江小・羽合小のご家族に決定しました。