禁煙回顧録

karasunogyozui2009-05-27

 徒歩を日課として一年経ちます。体調もよく、健康な日を送っています。
 えっ、何でそんなにアホみたいに歩くのか、ですって?
 う〜ん、いい質問です。
 カラスを知っている人なら、一目瞭然。肥満です。それも昨年(08年)の正月、禁煙を始めたことによるもので、喫煙で食欲を減退させていた部分があったのでしょうか。タバコを止めた途端に見る見る大きくなっていきました。これでは早死にする。生きているうちに、せねばならぬこと(借金返済)がある。で、歩き始めたのです。


 どうしたら、禁煙できるか、ですって?
 う〜ん、いい質問です。
 最初の1ヶ月は、ニコレット。吸いたいと思ったら、ニコレット。でも、これって、一粒90円。3粒でタバコ一箱買えます。その頃、禁煙の誓いを破って喫煙している夢をよく見ました。で、2ヶ月目から、飴です。飴はよくなめました。


 なぜ、禁煙を決断したのか、ですって?
 う〜ん、いい質問です。
 一昨年(07年)暮れの道場の大掃除の時です。換気扇に付着したのタバコのヤニがひどく、道場全面禁煙の提言が指導員からありました。タバコを吸う人は少なくなってきたし、いい機会と思ったからです。


 なぜ、酒はやめないのか、ですって?
 悲しすぎる質問です。コメント不能です。
 では、最後にタバコの実害についての論文を紹介します。一昨年(07年)暮れ、この論文(1998年、東山中2年生作)を読み直したのが、最初のきっかけです。


タバコの煙と将棋の強さとの関係
☆調査の動機
 私が将棋大会で対戦した方の中に、こんなことを言う方が居た。「私はタバコを吸うと将棋が強くなるんだ。」それを聞いた時に「本当だろうか」と思い、そこから調査は始まった。
☆タバコの煙に含まれる有害物質
 タバコの煙の中には、ニコチンやタール、一酸化炭素など、数多くの有害物質が含まれている。
 タバコを吸つたとき、口の中に入つてくる煙を主流煙、点火部から立ち上る煙を副流煙と呼ぶが、煙に含まれる主な有害物質の量を比べると、主流煙より副流煙の方が多い。しかも、タバコに火のついている時間のうち、煙を吸い込む時間よりは、手に持つたり、灰皿に置いている時間の方が長い。従つて、タバコを吸わない人でも、近くで誰かがタバコを吸えば、否応なしに副流煙を吸うことになる。タバコは、喫煙者だけでなく周囲の人にも害を及ぼすのである。



☆グラフの説明
 タール含有量は、副流煙は主流煙の3.4倍、アンモニア含有量は46倍、一酸化炭素においては4.7倍、二酸化炭素は1.3倍となつている。又、グラフ中には無いが、ニコチンは2.8倍含まれている。
☆各有害物質の体への影響
○タールには多くの発ガン物質が含まれている。
○ニコチンは自律神経に作用して血管を収縮させ、心臓などへの血液の供給を減らす、毒物であり、狭心症のような症状を起こしたり、胃腸での消化を妨げたりする。
アンモニアは目やのどを強く刺激するため、涙が出たり、咳が出たりする。副流煙を吸う人がよく顔をしかめているのは、主にこの物質のせいである。

○―酸化炭素は酸素の300倍も赤血球中のヘモグロビンと結び付きやすいがために、酸素の各器官への供給を妨害し、体が酸素欠乏に陥り、思考力や判断力、作業能率等が低下する。


☆有害物質の作用と将棋の強さとの関係
 以上のことから考察して、私は次の様な仮説を立てた。
○仮説1:相手が弱くなる
 副流煙を吸う相手の方が有害物質の授取量が多くなるため、思考力が低下して喫煙者よりも相手が弱くなる。
○仮説2:覚醒剤的効果
 「ニコチン依存症」の言葉に代表されるように、タバコを一種の覚醒剤(麻薬)と考えると、喫煙常習者がタバコを吸うことによつて、酒を飲んだ時のように調子よく感じたり、禁断症状から解放されて新しい発想が浮かんだりする。
☆結論
 二つの仮説のうち、どちらかに絞つて考えるよりも、二つが同時に起こつているとして考える方が自然である。確証は得ていないが、冒頭の方の発言もあながち嘘では無いと言うことができる。


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