山陰こども将棋事情(後)

karasunogyozui2009-02-21

 西部支部道場の土曜こども教室も、00年の道場移転後(上福原→皆生)から少しずつ人数が減り始めた。このため、03年から米子市児童文化センターで、こども将棋クラブを開催、裾野を広げることにも努めていった。
 また、この頃になると、東部・中部・島根県の子供達が強くなり、それに比べて、西部の子供達の棋力は見劣りしていた。その原因の一つは、教え方の問題ではないかと、興津信之氏と斉藤健一氏の二人が毎週土曜、熱心に指導を始めた。05年から2年間は、一定レベルの子供を対象に教材を使った教室*1を行い、子供達の棋力は急速に向上していった。
 こうした甲斐あって、西部名人位は07年11月に中学3年の三森和明君、そして08年11月には高校一年の本池達也君と、若い二人は師匠の二人を越えていった。高木先生が健在だった80年代では、想像だにつかないのが今日の状況である。


 西部支部の大会は、A・B・C・ジュニアの4クラスある。
 高校2年生以下の実力者は次の通り。


Aクラスは、東部で原田智也(鳥取城北高2)、西部で塩見晴義(境高2)三森和明(米子東高1)本池達也(境高1)沖田直大(米子北斗中1)、島根県で川本哲也(松江二中2)


Bクラスは、中部で笠見踊太(河北中3)河本和希(大栄中1)橋ざき卓万(羽合小4)、西部で渡部誠(米子北斗中3)塩見竜平(福米中2)田口智博(淀江小5)、島根県で新宮淳平(松江四中2)里見咲紀(高浜小6)塚本健太(大津小5)


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画像は紅梅(季節の花300)

*1:斉藤教室:慶応大将棋部OBの斉藤健一氏主催の将棋教室