星空の夜道

karasunogyozui2009-01-08

 山陰地方はこのところ雨風の日が続いていますが、昨夜は少し小止みになりました。所々晴れ間となっている星空を確認しながら、夜道を歩いて家に帰ると、夕食のメインディッシュはおでんでした。冷えたビールにホカホカのおでん。幸せそのものでした。
 おでん・・・
 ずいぶん前のことですが、料理人と指導員と3人で韓国に行ったことがあります。旅行最後の日で、ソウルの明洞(ミョンドン)から宿まで知らない道(約4キロ)を歩いて帰ることにしたのです。深夜11時頃で、簡単な地図を手に方角を確認しながら、星空の夜道を歩きました。
 繁華街の明洞を抜けてしばらく行くと屋台が続きます。屋台が途切れて暗い道を少し歩きますが、しばらく行くとまた屋台の列です。この繰り返しが延々と続くのです。
 で、屋台を覗(のぞ)くと、きりたんぽのような形状のものが湯気(ゆげ)の立ち上った赤いダシ汁の中に並べられています。客層はなぜか若いアベックが多いのですが、長い串を手にもって、立ち食いです。夜も遅いのに、屋台が続き、人であふれかえっていて、パワフルな街だなと一人感心していたのですが・・・。よく見ると、どの屋台も、ハングルで「おでん」と書かれているのです。さらに一軒の屋台はご丁寧に漢字で「釜山(プサン)名物」とあります。おでんの本場が釜山とは初めて知りました。
 翌朝は金浦(キンポ)空港で朝食。メニューの中に、何と「おでんうどん」。早速注文してみると、カップ麺に牛すじの串2本。うどんのダシとおでんのダシがごっちゃになってきました。
 以上、おでんの話でした。


 画像は松江の徳平食堂のおでん


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