3番勝負

karasunogyozui2008-11-14

注目の西部名人戦3番勝負まであと2日となりました。


色々な回り道もありましたが、指導員が再び将棋に目覚めたのが4年前です。将棋大会へも欠かさず参加するようになりました。そこで目にしたのがジュニアクラスでまったく勝てない西部地区のこども達の姿でした。今から思えば当時の山陰ジュニアクラスのレベルはとんでもなく高く、普通のこども達では勝てなくてあたりまえだったのですが。(鳥取では松本憲太郎・英樹兄弟、原田君、八木君、笠見君、赤嶋君など。島根では香奈ちゃん、来海君、塚本君、川本君など)


なんとか西部地区のこども達にも強くなってもらいたいとの思いを強くもったのが普及指導員となったきっかけです。その後、阿部先生と斉藤君、長老、カラスなど西部支部役員の協力も得てこども将棋教室の充実をはかり、斉藤教室の開設に至ったのは以前書いたとおりです。


三森君は当時から強く、西部でただ一人他地域のこども達と対等に戦っていた孤高の戦士でした。その三森君を目標にがんばってきたのが、本池君など斉藤教室で学んだこども達です。写真の岩根忍女流初段との指導対局から3年、二人が西部名人戦3番勝負を争うまでになったことは感慨深いものがあります。


二人とはそれぞれ100局以上は指しているでしょうか・・・自分の将棋を持っている点で三森君がわずかにリードしているように思います。しかし実力はほぼ互角、勝敗の予測はつきません。おそらく終盤勝負となり最後までぎりぎりの戦いとなると思います。本池君は文字通り挑戦者、やりにくいのは三森名人の方でしょうが、若い二人あれこれ考えないで最後まで全力を尽くして戦い、悔いのない将棋を指すよう心がけてもらいたいものです。