若き挑戦者

 第31期西部名人戦の挑戦者となった本池達也弐段(15歳)。
 まずは、一昨日の挑戦者決定大会です。


準々決勝 勝部素光五段と対戦

準決勝  岡田順治三段と対戦

決勝   石原拓道四段と対戦


 
 続いて、少し昔を振り返ります。
 05年(平成17年)10月、将棋世界岩根忍の将棋って楽しい」の企画で市内の小中学生4人が岩根忍女流初段の指導対局を受けました。その時の様子(リレーエッセイの一部)で、本池達也君を紹介したものです。


『岩根女流プロの指導対局(二面指し)の後半戦。一人は中学生の本池君(3級)で四枚落。市内富益公民館の将棋教室で本格的に将棋を始めた。劣勢になると中々指さず、木村義雄名人の幼年時代の逸話を思い起こす。小さな声で投了を告げると、涙が止まらない。「坊や、強くなるよ。爺さんも、子供のころ泣いたもんだ」一年半前の古老の言葉通り強くなり、今日に備えて天野宗歩の定跡本などで、端攻めを中心に勉強してきた。終盤は強いだけに、序盤を互角に亘れば勝機はある。』


 本池君は小学校五年生の頃、毎週土曜日になると富益公民館の将棋教室までお母さんの車で送ってもらっていた。教室の中では強い方だったが、今のようなダントツの強さではなかった。「負けず嫌い」と言うのは本池君のためにあるような言葉で、負けて悔しがる姿が今でも記憶に残っている。
 文中の古老は、富益町在住の足立清正さん。本池君の活躍を新聞で見て、誰よりも喜んでおられることでしょう。



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