karasunogyozui2008-04-15

今大会で活躍したのが初のベスト4進出の岡田順治さんです。


1回戦の磯田戦、2回戦の金本戦共に不利なわかれから終盤粘って、みごとな逆転勝ちでした。岡田さんは指導員より年が上なのですが、年をとって弱くなるどころか年々強くなってきているようです。準決勝では島根の山内さんに惜しくも敗れましたが、来年はさらに上を目指してもらいたいものです。


勝戦は島根の山内さんと鳥取の森田さんの対戦になりました。


今大会で実力を発揮した中学生の川本君は森田さんに惨敗です。決勝戦進出のお二人は観戦していて、自分の将棋を指して順当に勝ちあがってきたという感じでした。特に森田さんは2回戦で藤井さんに勝ち勢いがあります。指導員も森田さんが山陰名人に近いと予想していました。


勝戦は矢倉3七桂、4六銀型となりました。森田さんは先手番のこの戦法を得意としています。鳥取県では割とこの形の矢倉を指す人が多く、山内宏悦君、松本憲太郎君、斉藤健一君、指導員などが対戦するとこの形になることが多いようです。島根県ではなぜか矢倉を指す人は少ないようですが・・・。実は2回戦の山内博−斉藤戦もこの形でした。その時は山内さんが先手でしたが。


最新型から山内さんが端に歩を連打して攻めに出たところですが、一歩余分に渡したため森田さんに逆に端から反撃されます。



難しい攻防が続き優劣はわかりませんが、観戦していて森田さんの方が良さそうに見えました。



森田さんに勝ちがあったようです。山陰名人を意識しすぎて勝ち急いだのでしょうか?詳しくは山陰中央新聞の柳浦さんの観戦記をご覧下さい。最後一手勝ちを読みきった山内さんが見事初優勝達成です。




※写真は山内さんと対戦している岡田さん