01年支部対抗戦・西部支部選考会(1)

karasunogyozui2008-01-07

 01年は、まず、00年12月の西部支部選考会でAチームとBチームが決定。
 次に01年1月の支部対抗戦鳥取県予選。
 そして01年4月に東京で全国支部対抗戦の記念大会(第30回)というスケジュールであった。


 本局(西部支部選考会)を通して、当時を振り返ってみたい。(日本海新聞観戦記より)
 写真は昨日の大山。


第1譜:支部対抗戦
平成12年(00年)12月9日
米子市皆生温泉 西部支部道場


▲岡田順治(米子市、47歳)
△遠藤良和(米子市、28歳)


 本局は、支部対抗戦鳥取県予選の前の西部支部道場選考試合。
 東地区、西地区の二つに分かれていた全国大会が、来年は統一され、4月下旬に東京で行われることになった。三人編成の団体戦で、全国大会で決勝まで進むと全員に四段の正式免状が贈呈されるという、アマチュアにたまらないビッグな棋戦である。
 東京と聞いただけで夢広がるのは、いくつになっても同じ。支部会員12人が参加して、変則リーグ戦を戦うことになった(ただし、ノリノリであった高垣、岩敷両氏はカゼで当日リタイア)
 「ヤーヤー、このメンバーなら予選は必要ないですね。平野さん、三木先生、ボクで決まっています。オカダさん、ボクが相手とは気の毒ですね」、西部支部の影の番頭を自認する遠藤良和氏の高らかな笑い声が響く。
 「また始まった」、小声で私の方を見やるのは、ミスター四間飛車の岡田氏。
 しかし、遠藤君の気合にのまれたのか、先手の岡田さんは慣れない居飛車の採用となった。


▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲2五歩△3三角▲1六歩△4二銀▲4八銀△4三銀▲5六歩△2二飛▲4六歩△6二玉▲6八玉△7二玉▲7八玉△8二玉▲9六歩△9二香(A図)指手通算20手