センターの力

 9月上旬、米子市児童文化センターで、雑誌「将棋世界」を手に取材の説明をし了解を得たあと、「歓迎の気持ちを表したいのですけど・・」と持ちかけると、センターの田邊さんは米子市役所の大型プリンターを借りて、こうして特大のポスターを用意して下さった。さらに「これに書いて頂いたら」と色紙を用意して頂くという用意周到さ、センターの皆様の力なくして、この日の取材は成功しなかったと思う。


 今から2年前の夏、西部支部道場の入場者が激減し、中でも土曜の子供将棋教室は数人というわびしさであった。そこで、センターの藤原幹人さん(現在は米子市文化ホールに転勤)を訪ね、こども教室を共催していくことを提案すると、即座に快諾して頂き、定期的に「将棋クラブ」を開催することになった。


 「将棋クラブ」は、西部支部スタッフ6名で運営、詰将棋指導対局を行う一方、子供同士の対局で級位を認定していく。17年度からは、J(児童)リーグと称し3クラスに分けで入替戦を行っている。スタッフは子供たちとの対局が中心となることから、センターの茅野友美さんに対戦カードの準備や勝敗の記入等手伝いをしていただき、円滑な進行に協力して頂いている。
 また、年1回のこども将棋大会は、坂田館長のお話を聞いた後、2クラスに分けて試合を行い(市外の参加もOK)、最後はセンターから用意して頂いたトロフィー・賞状が成績優秀者に手渡される。