月間MVP争い

稲穂

 土曜の道場、珍しく湯原氏(家は富益町ですぐ近い)が顔を見せた。
 早速、本池君(先週のアマ王将戦では西部支部から唯一のベスト8)と対戦、一時間もすると湯原氏の勝ち。感想戦で大声の本池君を上回る大々声の湯原氏。どうやら快勝のようで、講演会が長く続き、舌好調のようだった。
 それから連勝、連勝で、最後に「小4の田口君とやったら?強いよ。」と対局を薦め、田口君には「湯原さんに教えてもらいない。」と声をかけ、対局が始まった。ところが20分後、「うん、これは負けた」と小さく頭を下げる湯原氏。感想戦は静かで短く、しばらくすると湯原氏は去っていった。
 その後、本池君は「ボクが一番弱いんだ」と冷静に受け止めていた。


 日曜日の道場、午後4時になると、興津・本池の師弟コンビが、赤旗名人戦の予選を終えて帰ってきた。道場の皆が声をそろえて、「本池、優勝か!」と声をかけると、黙って頷いていた。勝って大喜びしていた小学生の頃は、遠い昔のこと。
 今の本池君、俳句で表現するなら・・・


  実るほど  頭(こうべ)を垂れる  稲穂かな



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