98年全国高文祭は、鳥取県倉吉市で開催された。
 写真は、98年7月18日発行の新聞「風紋」大会歓迎号。


 
 この年の鳥取県代表は、個人戦吉田泰将(鳥取東)・高塚博規(米子西)、団体戦は前年に続き米子東高(長尾、西村、斎藤)であった。

 

 大会に初参加した高塚博規君の文章が、当時の「米西だより」にあるので紹介したい。


『将棋との出会いは。小学校四年生の時のクラブ活動で、友達と何となく始めてみました。少しずつ強くなっていくと楽しくなり、今現在まで続けています。
 年間八回位開かれる将棋大会に出ていろいろな賞品・図書券をもらう楽しみ、自分でかせいで本を買えた嬉しさ、これによって又、次も頑張ろうとますますやる気が湧いてきました。
 大人の人と戦いますが、真剣に相手をしてくださいます。今まで沢山の大人の人と対戦させてもらいましたが、自分が将棋が好きなせいか皆良い人に思えます。僕も大人になり、もし子供達に教えることになれば、僕が接してもらった様に、より好きになってもらえる様関わっていきたいと思います。
 練習を5時間すると、身体も頭も疲れ果て、その後は、勉強はおろか、テレビを観る気力もなく布団に入れば、1分も経たないうちに眠りについてしまいます。しかし、その疲れは大変気持ちよく、目覚めはすっきりとしています。そこから勉強に手がかかります。高文祭に出る事になりましたが、今の棋力では予選通過は叶わないと思います。なんとか、一勝出来れば、大変嬉しいのですが、今の悩みは勉強と練習の時間をどうやって作り出そうかということです。』

 
 高塚君、どうしているかな。ブログ見ていたら、コメント下さい。