この大会を最後に故郷の小田原に帰る平野琢也四段(38歳)。およそ10年間の異郷の地で、彼は多くの出会いを作った。そして、西部支部と苦楽を共にした10年間でもあった。
 15日の大会には神戸のTK氏とも再会、夕刻には西部支部道場でささやかな別れの宴が催された。
 転勤で米子に在住、西部支部の会員となった方は多い。最後は別れの時がやってくるのだが、その時の気持ちを以前に日本海新聞の観戦記でふれたことがある。平野君との別れに際し、その文章を餞(はなむけ)としたい。