安来市の安来文具は国道9号線の少し南の商店街にあり、ご主人の羽賀勇吉さんは店でご近所の方と将棋を指すのが日課ともなっている。指し手の合間に語りがあり、勝っても負けても笑い声が絶えない。そんな楽しい将棋の風景を羽賀さんの棋友の山本政夫さんが川柳にしておられるので紹介したい。


 将棋とは 其(そ)の日其の日の 出来心


 エライ手だ*1  アダン*2ドゲショカ*3 逃げよかな


 投げきれぬ 勝てた将棋を 寄せられて


 帰ろかな 夕日も西に 傾いて

*1:「エライ手」は、大変な手

*2:「アダン」は、あらっ

*3:「ドゲショカ」は、どうしようか