昭和45年の第13期名人戦挑戦者決定大会は、米子市皆生温泉の弓ヶ浜荘で開かれ宮崎秀雄五段(米子市)が勝ち残った。小阪英男名人(津山市)との3番勝負は、10月31日、津山市の雅城閣で行われた。宮崎五段は1勝1敗のあと、惜しくも名人位を逃した。優勢な将棋だっただけに、局後「いい将棋が指せると思った・・・」肩を落としたとある。
 続く昭和46年、再び挑戦者となった宮崎五段、名人戦3番勝負は10月24日、津山市の雅城閣で行われた。3期連続名人の小阪英男名人(津山市)を破って前年の雪辱を果たした。


 歴代名人で鳥取県代表は、松本淑夫(2期)、米村幸一(9期、10期)、宮崎秀雄(14期)、北村重嗣(22期)。