昭和の日

　今朝は、東北新幹線が50日振りに全線復旧、大震災の翌日に開通した九州新幹線とつながり、日本列島を青森から鹿児島まで新幹線での縦断が可能になった。英国王子の結婚とか、明るいニュースも少しずつ増えてきて、ようやく春が近づいてきたのだなと思う。

　今日は昭和の日（昭和天皇の誕生日）。10年前の今日の午前10時頃。前夜米子を出発した西部支部8名（支部対抗戦全国大会の選手3名と応援5名）を乗せた一台のワゴン車は、初めて行く東京靖国神社に向かっていた。靖国神社の駐車場に入ると、黒塗りの車体が十数台止めてあり、運転のゆうちょ君は結構気を配りながら、ワゴン車を止めた。境内に向かうと、黒の礼服をまとった人達が列をなしていて、それまで饒舌だった面々が急に無口になる。ところが、ただ一人、場違いな人がいて、「あー、結婚式だがん〜。気にすー（る）こと、ないがん。」と大きな声、それも米子弁で延々と喋り出す。仲良くしていた他の7名、急に他人の振りをして、場違いな人と少し距離を開けて歩いていったのである。
　あれから10年。将棋を指せて、楽しく明るく暮らせる日が続くことを願っています。

　画像は、昭和を語りだしたら止まらない湯原幸雄氏。（96年４月、神戸で）