青は藍より出でて

karasunogyozui2010-01-21

 昨日は気温が高く、夕方からは雨。まるで四月の気候である。
 今、日本海新聞将棋欄に掲載されている西部名人戦三番勝負(本池名人―三森挑戦者・画像)の高校生対決。二人の将棋に対する執念とういか互いの闘志が伝わってくる将棋である。
 観戦記の中でもふれてあるが、将棋を始めたのは三森君が先で、皆生道場で汗をかきながら将棋に集中していた小学生時代であった。一方の本池君は富益公民館の将棋教室に通っていたが、負けた時の悔しがり方は相当なものであった。当時、小学生の二人の棋力の差は大駒二枚くらいではなかったかと思う。
 その二人が今や県西部のトップとしてしのぎを削り、また県高校棋界を引っ張っている。そして、今月末には山口市で行われる全国高校新人戦に鳥取県代表として参加する。過去に(99年)全国4位となったのが、斉藤健一氏(米子東高)である。
 斉藤氏(現在は米国)が大学卒業して帰省、西部の子供達の棋力の伸び悩みを心配し自ら講師を買って出たのが、二人が小学6年生の頃だった。約2年間続いた斉藤教室を思い返すと、この5年間で西部地区のA級は当時の斉藤教室の生徒に入れ替わってしまった感がある。


 「青は藍より出でて藍より青し」という古い言葉がある。今月末の全国高校新人戦に参加する三森、本池両君の活躍を祈っています。


カラスの勝手 「人気ブログランキング」に参加しています。
←ここを1日1回応援のクリックお願いします。