クリスマス将棋大会続き

karasunogyozui2009-12-21

今年も参加者みんなでおいしいケーキを食べることができ、トーナメント戦も無事終了しほっとしています。駒落ち戦でしたので(通常よりハンディを厳しくしてある)、低学年のこども達の方が有利だと思ったのですが、結果は経験がものを言ったのか高学年のこども達の善戦が目立ちました。下手が駒落ちの有利さを生かしきれなかったようです。田中兄弟や野口兄弟は久しぶりの参加だったのですが、実力は落ちていなかったようです。田口君は厳しい手合いばかりでしたが、大会での勝負強さは相変わらずでした。優勝おめでとう。




昨日は新人戦を終えた西部名人が道場に顔を出してくれました。決勝戦の平尾君との一戦は時間切れ負けという残念な結果で本人も悔やんでいました。長老などは最低3秒くらい残さなくてはという意見でした。しかし30秒ぎりぎりまで考えることができるのが名人の強みでもあるので、そこは難しいところです。まあしかたがなかったのかなという気もします。せっかくの熱戦だったので、相手の平尾君には申し訳なかったと思います。


みんなで問題の局面を少し検討してみました。
後手のごきげん中飛車に対して7筋位取りで対抗し、うまく玉頭戦に持ち込んだ先手が攻勢をかけている所です。
時間が切れた▲6三桂成の局面は、受けるか、攻めるか、後手かなり迷う局面です。秒読みの中で、後手が勝つのはなかなか大変そうです。時間が切れていなかったらあるいはという形勢だったと思います。本当にもう少し続きを見たかったような・・・。(先手が本池君です)


しかしこどもの頃、西部支部の大会で活躍していた平尾君が優勝したのは大変うれしいことです。今、西部支部道場で勉強しているこども達も、大きくなったら平尾君のようになってくれることを期待したいものです。