決勝戦の様子

 本池君、難解な終盤戦の入り口の103手目に事件勃発。指したと思って指した手が、1秒間に合わず、まさかの時間切れ負け。誠に残念…。
 形勢は、五分五分。これから、見応えのある終盤戦が見られると思った最中の出来事。秒読みになってから、常に「1秒」残し、神業のような指し方を披露していたが、初めてのほころびが…。端から見ていても、ヒヤヒヤする指し方が、結果的にアダとなった。本池君も「試合で切れたのは初めて」
 本池君は、負けた気がしなかったし、平尾君も勝った気がしなかったろう。今年最後の高校王者を決める頂上決戦は、意外な結末だった。