アマ王将位山陰大会決勝戦
昨日行われたアマ王将位山陰大会決勝戦は長岡俊勝さんと井上徹也さんとの対決となりました。
今年の山陰大会はなぜかアマ名人戦全国大会と重なり、藤井真司さん、山内宏悦さん、昨年優勝の樋田栄正さんが参加されなかったのは残念でした。しかし遠征組も多くレベルは例年以上に高かったようです。
長岡さんは一昨年の代表、井上さんは昨年の全国大会3位の実力者、お二人共実力を発揮されての決勝進出でした。
さわやかな秋風が心地良い文化ホール中庭での対戦です。
後手番の井上さん「ごきげん中飛車」の出だしです。対する長岡さんの対策は新丸山ワクチンです。今大会「ごきげん中飛車」の将棋を多く見ました。アマ強豪の間では採用率が高い戦法のようです。
▲5三角と先手が馬を作りに行ったところです。しかし結果的に馬を消され2手損になりました。長岡さんに何か誤算があったのでしょうか。この後先手は穴熊に組み替えます。
後手巧みに金銀を組み換え△6二金としっかり固めました。陣形の差で後手優勢です。▲2八角をみて、井上さん△9五歩と端から仕掛けます。
長岡さんも巧みに反撃しましたが、上から攻められた先手の穴熊はあっと言う間に崩壊してしまいました。△6九角が決め手です。長岡さん実力を発揮できず投了となりました。
井上さん山陰代表おめでとうございます。
開始日時:2009/09/13(日)
先手:長岡 俊勝
後手:井上 徹也
棋戦:アマ王将位山陰大会決勝
戦型:居飛車穴熊VSごきげん中飛車
手合割:平手
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲2二角成 △同 銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲7八銀 △6二玉
▲4八銀 △7二玉 ▲4六歩 △8二玉 ▲6八玉 △7二銀
▲7七銀 △3三銀 ▲7八玉 △8四歩 ▲4七銀 △8三銀
▲5八金右 △7四歩 ▲8八玉 △7二金 ▲7八金 △2二飛
▲5三角 △4四銀 ▲8六角成 △4二角 ▲同 馬 △同 金
▲9八香 △3三桂 ▲9九玉 △2一飛 ▲8八銀 △5五銀
▲3六歩 △7三角 ▲3七角 △8五歩 ▲5六歩 △6四銀
▲6六歩 △6二角 ▲6七金右 △7三銀 ▲7七金寄 △8四銀左
▲4五歩 △7三角 ▲4六銀 △5二金 ▲2六飛 △6二金左
▲2八角 △9五歩 ▲同 歩 △2四歩 ▲同 歩 △9五香
▲同 香 △同 銀 ▲5七銀 △2五香 ▲7三角成 △同金左
▲1六飛 △9六歩 ▲2三歩成 △4五桂 ▲6八銀 △2九香成
▲1五飛 △4四歩 ▲3二角 △5一飛 ▲3三と △1九成香
▲4二と △7一飛 ▲5二と △8四香 ▲4三角成 △3一飛
▲2五飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲同 金 △同 香
▲8七歩 △6九角 ▲6七銀打 △9五桂 ▲8六歩 △8七金
▲同 銀 △同桂成 ▲8八金打 △9七銀
まで、106手で後手勝ち