名人戦

名人戦第7局最終図▲6一角の局面です。(朝日新聞より)


昨日は名人戦第7局2日目でした。結果は▲6一角までの81手で先手羽生名人の勝ち。通算6期目の名人位防衛となりました。
名人位を賭けた最終局にしてはあっさり終わったとの印象です。もう少し名人戦らしい接戦を期待していたのですが・・・。



やはり挑戦者があまりなじみのない郷田九段と言うことで昨年の竜王戦ほどの関心はありませんでした。最近名人位という価値が少し下がっている気がします。私にとって名人とは木村、大山、中原の3人であり、あの鬼のように強かった升田九段ですら永世名人になれなかったということで名人というものは大変なものなのだと感じていました。その意味でも永世名人の資格取得用件が通算5期というのは甘すぎるのではないでしょうか。せめて囲碁界並みにしてもらいたいものです。