月間ＭＶＰ

　西部支部の将棋大会は、午後4時ともなると、役員が誰かが終わった所の盤駒を片付け始める。しばらくすると、参加者や付き添いの保護者の方も手伝って下さるので、決勝の数面を残してあっという間に片付く。
　24日（日）の大会でも、中学生の野口竜之介君が二人の弟と共に重い椅子を運んでいる姿を見た。側にお母さんがいて、「こうやるんだよ」という風な仕草で息子達に教えている。　
　竜之介君は小３の頃から二人の弟と一緒に西部支部道場に通っている。毎週土曜はかかさず、街中から街外れの道場まで通ってきた。そして、そこにはいつも車で送迎してくれる優しいお母さんがいた。時間はかかったが、竜之介君のがんばりでジュニアクラスで2回目の優勝を果たした。
　「積善（せきぜん）の家に余慶（よけい）あり」という言葉がある。野口さんご家族に幸あれと、祈る次第です。

　写真は今月の月間ＭＶＰ、野口竜之介君（東山中1年）。