初めての大舞台

 明日の朝日アマ名人戦、山陰代表の本池達也君(米子市、16歳)は1回戦で小林知直氏(東京都)と対戦する。本池君は、里見香奈倉敷藤花に倣って、昨夜高速バスで米子を立ち、今朝品川に到着しているはずです。
 思えば、小学生の頃、富益公民館の2階の和室で、弓小の子供に混じって将棋をしていたが、そんなに飛びぬけて強かったわけではなかった。負けず嫌いの子だったので、皆生道場(当時)の斉藤教室に誘うと、そのあたりから頭角を現してきた。A級に上がったのが2年前の春。そして、昨年11月に西部名人、12月に朝日アマ山陰代表となった。
 強くなったのは、一に努力と根性、二に家族の愛情、三に素質だと思う。
 初めての大舞台、すべてを出し切って納得のいく将棋を指してください。


 第32回朝日アマチュア将棋名人戦→リンク先・アマ連HP


写真将棋世界06年1月号の134〜135頁。岩根忍女流プロの指導対局。(米子市児童文化センター)
左から塩見晴義君、本池達也君、記録の三木徹氏。


 過去の日記(2008.10.26から、本池君の強さの秘密を紹介しましょう。


 昨日の道場、西部名人戦の挑戦者となった本池君。表情も晴れやかで、興津氏との会話もはずむ。一方、決勝で本池君に敗れた石くん(石原氏)も表情は明るく、興津氏が「(石くんの)お母さんは勝たなくてよかったと言ってるらしいよ。」と言うと、つられて石くんも笑っている。有名になると困ると言うことなのでしょうか。
 何となく和(なご)やかな雰囲気の中、本池君が手のひらを表に裏にしながら見ている。「指が伸びたなぁ」と独(ひと)り言を言っている。
 思わず「えっ!」と言いながら近づいて見ると、確かに指が長い。手の窪(くぼ)の広さに比べ、指が長くなっている。
 すると興津氏が、「長く将棋指していると、指は伸びるらしいよ。プロ棋士も指の長い人は多い。」と補足、熱心に将棋に打ち込んでたきたことの証(あか)しである。


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