第18回高木杯

karasunogyozui2009-02-09

昨日おこなわれた高木杯についての指導員の感想です。



昨年は当日が大雪のため参加者が激減しましたが、今年も会場変更したこともあり参加人数について心配していました。しかし当日受付をしていると、どんどん人が増え223名と予想をはるかに上回る大勢の参加をいただきました。このため急遽、机・椅子・盤・駒の追加をするなど西部支部役員はうれしい悲鳴でした。



指導員もできたら団体戦Aクラスに参加したかったのですが、西部支部の阿部君、本池君が相次いで風邪でダウンしてメンバーをそろえるのが難しくなったことや、団体戦参加チームが予想以上に多かったこともあり残念ながら山住さん共々運営に専念することにしました。他には山内君や嶋田君などが仕事の都合で不参加。鳥取県勢がベストメンバーとならなかったのは残念でした。



団体戦Aクラス10チーム、Bクラス14チーム、Cクラス14チームで団体戦参加者が114名と半数以上を占めました。高木杯の魅力はなんと言ってもこの団体戦にあります。3人1組で戦う団体戦は、自分の勝敗がチームの勝ち負けに直結するので真剣に戦わざるをえません。勝ち進むにつれてチームの団結力も上がってきたりして、個人で戦うのとは違った充実感があります。



結果は団体戦A・B・Cクラスともメンバーをうまくまとめた島根県勢が優勝しました。もっともCクラス優勝の小学生チームの大将は西部支部の田口君なのでなんとか西部支部の面子は保たれました。副将が咲紀ちゃん、3将が塚本君で3人とも小学生名人戦の県代表経験者です。準決勝で松江北高チーム、決勝戦で大田高校チームを破っての優勝は見事でした。この3人にCクラス個人戦で優勝した中部の橋嵜君をくわえた4名の実力が山陰ジュニアの中では抜けているようです。これからもライバルとして競い合ってもらいたいものです。



松江北高チームと対戦する小学生チーム



本大会には県外からも多数参加いただきました。中国5県はもとより、大阪・兵庫・京都・奈良という遠方からも参加していただき本当にありがとうございました。また大阪・京都からは小学生も3名参加してくれましたが、その中にAクラス団体戦に参加した、倉敷王将戦低学年の部優勝の堀田君がいました。お願いして橋嵜君と対戦してもらったのですが、小学3年生とは信じられない強さでした。こどもの将棋をみて驚いたのは東京の増田君以来2人目です。才能+努力+環境のよさがないとここまで強くなることは不可能でしょう。地方のこどもがここまで到達するのは難しいと思いましたが、全国レベルを目の当たりにすることが出来たのは収穫でした。



個人戦ではAクラスで師範代、Cクラスで羽合小4年の橋嵜君、ジュニアクラスで大栄中の山口君が優勝とこちらは鳥取県勢の活躍が目立ちました。