月間MVP

 今月は19日の西部名人戦挑戦者決定大会で優勝した本池達也君(15歳・写真)。
 主な棋歴を振り返ると・・・(大会に参加し始めたのが、03年頃か?)


05年7月 米子将棋まつり ジュニアクラス優勝
06年6月 文部科学大臣杯第2回小・中学校将棋団体戦鳥取県予選 選抜チーム代表
06年9月 アマ王将位山陰地区大会 Cクラス優勝
07年3月 朝日レーティング山陰大会 Bクラス優勝
07年4月 山陰名人戦記念大会 Aクラス3位
07年5月 アマ竜王戦鳥取県予選 Aクラス3位
07年6月 文部科学大臣杯第3回小・中学校将棋団体戦鳥取県予選 優勝・美保中(大将)
07年9月 アマ王将位山陰地区大会 Aクラス ベスト8
08年1月 新春将棋大会・支部対抗戦鳥取県予選 優勝・西部支部(三将)
08年5月 高文祭鳥取県予選 優勝・境高(大将)
08年10月 西部名人戦挑戦者決定大会 Aクラス優勝



 そして、本池君の来月の大会参加は次の通り。
 1日 高校新人戦鳥取県予選(鳥取市
 2日 赤旗名人戦鳥取県予選(湯梨浜町) 西部地区代表として参加
16日 西部名人戦三番勝負 対三森和明名人
22日 近畿高等総合文化祭(徳島市団体戦 境高チーム(大将)として参加



 さて、昨年5月29日の日記(再掲)で彼の人となりを紹介したい。


 昨日、将棋の効用として「負けてもへこたれない精神力」についてふれたが、27日のアマ竜王戦県予選準決勝終局のあと、一人盤に向かって身動(みじろ)ぎもしないが、14歳の本池少年。指せる将棋だったが、終盤自玉に詰めろをかけられ、相手王を詰ますほかない。「どうすればよいか」と聞かれるが、カラスには分からない。そばにいた松本憲太郎君が「何かある」と反応してくれるが、難解な局面で明解な回答は出てこない。
 この日の本池少年、予選一局目で山住氏に負け悲観的になっていたが、二局目は勝ち予選通過。本戦に入ると、道場で稽古をつけてもらっている山根氏に勝ち、次は松本憲幸氏(憲太郎君の父)に勝った。「不死鳥のような奴だな・・」と誰かが言った。どんな不利な将棋でも決して投げない。最後まで全力を尽くす。本池=粘る!なのである。
 準決勝も最後まで粘った。感想戦が終わったあとも、一人盤に向かい粘った。『不死鳥流』のパワーの源は、粘りということなのか?


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