気になる棋士

 夜中から雨が振りだし、屋根をたたきつける音が聞こえる。時折、雷鳴をともなっている。猛暑日の連続であったが、朝夕は少しずつやわらぎはじめ、これからは一雨ごとに秋らしくなっていくことでしょう。


 昨日の倉敷藤花戦準々決勝で、里見香奈女流初段は北尾初段に勝ち、挑戦権獲得まであと2つとなりました。次の矢内女流名人戦は大一番です。がんばってください。
 これで里見さんは今期9勝1敗、勝率.900は女流トップの成績である。


 一方、男子棋士で今期12勝2敗、勝率.825と好調なのが、稲葉陽新四段。棋聖戦、朝日杯など5棋戦の予選を勝ち進んでいる。
 稲葉四段には、今年5月西部支部道場において熱気あふれる名人戦大盤解説をして頂いた。翌日は倉吉までご案内したのだが、謙虚な人柄が強く印象に残っている。19歳の新四段は先生と呼ぶには初々しく、私が呼びにくそうにしていると、「くん」付けで構いませんからと気配りをして下さった。同年齢の棋士では糸谷五段、そして奨励会には沢山の同年齢がいるという。「すごいな。全国探しても、稲葉さんみたいに19歳で自立というか、(一定レベルの)生活していける人は、数えるほどしかいないと思うよ。」と言うと、「はい」と言って頷いておられた。
 稲葉四段の快進撃に加古川のご家族も喜んでおられることでしょう。
 今日は順位戦第4局で小林宏六段と対局です。今日勝って、連勝記録(現在10連勝)を伸ばしてください。
 

 写真は今年4月19日、神戸市舞子ビラにて、稲葉4段の指導対局を受ける三森君(西部名人)。


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