思い出の鳥取県棋界17

 画像米子駅前、がいな祭り。岡山から米子までは約2時間。


山中幸雄氏の観戦記 3
平成7年(1995年)5月23日
米子市東福原 米子産業体育館
第八回アマ竜王戦県大会決勝譜
先手▲三段 山住道明(米子市・38歳)
後手△四段 畑中達司(米子市・30歳)


 では両対局者を紹介します。先手の山住三段は米子市在住の会社員、三十八歳。私も親しくさせていただいているが不思議にタイトルに縁がなく、これといつた棋歴がない。しかし、県内の誰もが認める実力者である。西部支部に所属し、普及に力を注いでおられる人格者である。
 子供教室の講師として無償で取り組まれていることは特筆に値する。数年前に私と二人である子供教室に講師として招かれ、山住三段のことは「先生」と呼ぶのに、私のことは「オジサン」と呼んだ子供たちの顔が忘れられない。
 一方の畑中四段は今、米子で売出し中の若手強豪、昨年のアマ名人戦県代表は記憶に新しい。米子市在住の会社員で三十歳。相振飛車振飛車・立石流四間飛車・石田流と急戦の振飛車に減法強い。対戦した時は自分で角道をとめて戦うのが身のためですよ。
 さて局面に戻ろう。畑中四段、飛車と銀を無理矢理さばくも第二図では銀損になっている。山住三段、王手馬(又は銀)をどう防ぐ?(山中幸雄



(B図)▲2六歩△5四角▲4五銀△7六角▲8八角△6五角▲3九金△2三飛▲5五角△2五歩▲同桂△2四銀▲4三歩成△同飛▲1一角成△2五銀▲5五馬△3六銀▲同銀△4人飛成▲同金△2九角成(C図)通算指手62手




 
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