中年のうらばなし

 昨日は舞子ビラに応援にかけつけて下さった神戸の高橋さん、大阪の乾さん、ありがとうございました。
 支部対抗戦で、西部支部は残念ながら本戦1回戦で徳島県に敗退しました。
 西部支部の奮闘ぶりは、明日から2日間、指導員がアップする予定です。


 さて、支部対抗戦の中継が早く終わりましたので、今日は代表選手と応援団のからみを書いた文章をアップします。12年前の子年のこと(96年)、岡田順治氏の文章でタイトルは「中年のうらばなし」。初めて応援に付いて行った年で、カラスは捻挫しており、確か松葉杖で歩いた記憶あり。
 

 4月13日と14日*1、久しぶりに支部対抗戦団体戦(神戸市舞子ビラ)に参加した。(大将岡田、副将三木徹、三将遠藤良和)たまたま平井さんと伸ちゃんも大阪通天閣*2神戸元町支部*3に用事があり、道中を共にした。さらに「わあ―も、わあ―も」と酒を飲みたいだけの浜弁(横浜ではない、弓ケ浜弁!)紳士も同行した。
 車中、若手の三木、遠藤の二人はコーヒーをのみながら運転手。一方、中年の四人は出発と同時に将棋を肴にビール・酒とにぎやかである。
 舞子ビラに到着。団体戦参加の中で私だけ前夜祭をパス、中年四人で神戸元町の夜にくりだした。南京街でお目当ての広東料理。飲んで食べて騒いで(歌えなかった!)「ねえさん、何ぼだぁか。」と聞くと「えー、四万三千円です。」一人四千円の予算ではあったが小考の後ナットク。
 さて、ホテルで始まった二次会。みんな酒が強い。11時伸ちゃんが読み筋通リダウン。残った3人はもうヘベレケである。元町の静かな深夜、平井さんと湯原マン(注‥浜弁の紳士)のカンカンガクガクの口論が続く。「飲みすぎの湯原氏は相手にしないのが好手」(基本定跡でもある)、なのに平井さんは悪手の連発で今年の西部名人防衛はピンチー!と私は見た。
 いよいよ大会の朝、遠藤良和流が出た。「今回の大将は飾りで行きましょう…」ぎくっ、私のこと?・・・う〜ん、毒舌つまりは、『毒手』。清く貧しく美しく生きてきたこの私に対して、何て言うことを。そう言えば、津山支部では「遠藤君には絶対負けるな」(若いのに講釈が始まるから)という合言葉があるらしい。本人は「それはネ、ボクが強いから皆が嫌がるんです。分かります?岡田さん。ハハハッハッ・・・」
 遠藤マムシ流は今年も健在なり。大会結果は私だけがボロボロ。予選落ちでガックリ、後は一路家族の待つ米子へ。後部座席の中年四人、どっさり仕入れた酒とビールで宴会、宴会。
 コーヒーで将棋に運転と、頑張ってくれた三木君、遠藤君、本当にご苦労様でした。(96年4月)